先日発表された、DJIの新型小型ドローン「Mini 3 Pro」に関しては、発売前からかなり正確なリークが行われていたが、同じ情報提供者から新たなFPVドローンの写真が報告された。新しいドローンは「屋内向け」のFPVドローンとのことだ。
- DJIが新たなコンパクトFPVドローン「Avata」についての情報がリーク
- Avataは重量500gで、屋内飛行用にプロペラ保護のバンパーが付いている
- 遅くとも8月に登場との情報
DJIの新たなFPVドローン「Avata」
DJI関連のリークで有名な、@DealsDroneと@OsitaLVの二氏によって、DJIが7月から遅くとも8月に発売するとされるコンパクトドローンの画像と詳細を明らかにされた。
このコンパクトドローンは、名称が「Avata」と呼ばれるようだ。
屋内飛行用のFPVドローンと見られており、衝突時にプロペラを保護するためにダクトガード付きプロペラになっているのが特徴だ。
カメラの性能は、「Mini 3 Pro」と同程度に優れているとのこと。また、バッテリー持続時間も良好なようだ。
マニュアルモードは搭載されていないとのことで、競技用途には向かないのかも知れない。
また、ヘッドチェイスモードと振動機能が搭載され、そして専用メニューを備えて、スマートフォンと接続できるグラス(FPVゴーグル)が付属するとのことだ。これにより、一人称でドローンの飛行を楽しむことが出来る。
Gizmodoの推測では、Avataは「Cinewhoop」のためのドローンではないかとのこと。「Cinewhoop」とは、マイクロドローンで通常のドローンでは飛ばせない、狭い空間を通り抜けたり、アクロバットな飛行によって撮影する、印象的な映像のことだ。(下記に参考動画を掲載する)
これまでCineWhoopといえば、マイクロドローンにGoProを、それこそ軽量化のために外装を剥ぎ取ってカメラ部分だけをむき出しにしたような改造をした状態で乗せることで撮影されていた。そういった需要がある事を認識したGoProは、FPVドローン専用に極限まで軽量化した「GoPro Hero10 BlackBones」を今年4月に発売しているが、このドローンは場合によってははんだ付けする必要があり、気楽に始められるような物ではなかった。
今回DJIはCineWhoopドローンを発売するにあたり、これ単体で完結するような物を出す事で、よりカジュアルな層に訴求し、市場を掘り起こす考えなのではないだろうか。
日本では屋外でのドローン規制がとても厳しいため、屋内で楽しめるこういったドローンは、意外とヒットするかも知れない。