5月16日(月)Meta Quest(旧Oculus Quest)の、最新ソフトウェア・アップデート(v40)の詳細が発表されました。3Dセキュア決済対応や暗号化されたMessenger通話など、セキュリティ関連の更新などが、複数導入されます。アップデートの配信は、段階的に行われる予定です。
アンロックパターン機能が拡充
v40アップデートでは、VRコンテンツごとに個別のアンロックパターンを設定可能になります。Meta社(旧フェイスブック)は、子供がVRゲームを遊ぶ際、対象年齢外の作品に、ロックを設定しておくという使い方を例示しています。
同社は、アンロックパターンの拡張は拡充が計画されている、VRペアレンタルコントロールツール(保護者による監督)システムを展開する際に、保護者が安心できる機能と説明しています。
3Dセキュア対応カードをVR内から使用可能に
これまでのQuestシリーズでは、3Dセキュア対応のクレジットカードを利用したい場合、Oculusの公式モバイルアプリから決済を行う必要がありました。今回の更新後は、VR内から3Dセキュア対応のクレジットカードで決済(認証ステップ含む)ができるようになります。
対応キーボードの種類が増加
QuestシリーズにBluttoothで接続できる、ワイヤレスキーボードの種類も増加します。現在対応している「Logitech K830」と「Apple Magic Keyboard」に加えて、「Apple Magic Keyboard with numeric keypad」「Logitech K375s」「Logitech MX Keys」が新たにサポートされます。
また、対応キーボードの増加に伴い、キーボードを管理するためのメニューが設定に追加されています。
モノラルオプションなど実装
ヘッドセットの左右のスピーカー(またはヘッドホンジャック)から同じ音声を聞くことができる、新しいモノラル音声オプションが追加されます。これは、耳の不自由な利用者でも快適にQuestシリーズを使用できるようにするオプション。ヘッドセットの設定メニューのアクセシビリティタブに、モノラル音声と音声バランスの設定が追加されます。
暗号化のテストを実施中
「Messenger」でのメッセージ送受信やVR通話時に適用される、エンドツーエンドの暗号化のテスト(オプション)も実施されています。Meta社はこの機能によって、「個人的なチャットにプライバシーとセキュリティのレイヤーを追加できる」と説明しています。
(参考)Oculusブログ
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