捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員たちの熱き奮闘を描く『警視庁・捜査一課長』。本日5月5日(木)放送の「season6」第4話では、ナイツ・塙宣之演じる“ブランク”こと奥野親道刑事をメインに据えたストーリーが展開される。
新たな恋、そして誰も知らなかった過去までもが描かれる衝撃のミステリーに、鷲見玲奈、錦鯉ら豪華ゲストが集結する。
◆ブランクが感情を閉じ込め“棒”になった理由とは?
第4話では、高名な俳人・墨田凌雲(松澤一之)が自殺に見せかけて殺害される事件が発生。遺体発見現場には、なぜか松尾芭蕉の有名な句をしたためた短冊が残されていたほか、自宅には「きがさなり」と記された謎の短冊が見つかった。
容疑者として浮上したのは、墨田が主宰する俳句教室の生徒でもある家政婦・川上美月(鷲見玲奈)。彼女はなんと奥野の自宅でも家事代行を担っており、先日、奥野がプロポーズしたばかりの相手だった。
自らが思いを寄せる美月が犯人なのか? 苦悩する奥野を見かねた大岩は、捜査には関わらないよう命じるが、奥野は“ある覚悟”を胸に意外な行動をとる。
そして事件を追ううち、かつては熱血刑事だった奥野がなぜ感情を表に出さなくなったのか、彼が“棒”になった過去が明かされていく。
◆主演・内藤剛志の激励に塙も大感激!
2018年放送の「season3」から運転担当刑事・奥野親道役でレギュラー入りした塙。
登場当初から、塙の朴訥とした演技は「棒(=棒読みの略)」「表情筋が殉職している」などとSNSで話題になり、棒演技が続いたときは「棒棒鶏」、絶妙だったときは「うまい棒」など、もはや大喜利のような愛ある“棒イジリ”がファンから多く寄せられてきた。
そんな奥野に1話丸ごとスポットが当たるのは、登場5年目にして初めてのこと。塙は「ありがたいお話で恐縮しきりでしたが、内藤さんから“メインの回になったのは自分の実力だよ”と激励していただきました」と感激の思いを話す。
また、“棒”をクローズアップしたシナリオにも、「自分は一生懸命やってきただけなんですが、実は僕の演技に伏線があったとは。そこに焦点を当ててくれたスタッフさんの愛を感じました」と、ひたすら感謝を語っていた。
◆鷲見玲奈が事件の鍵を握る女に!
そして、ブランクが恋心を抱く相手・川上美月を演じるのが、フリーアナウンサーの鷲見玲奈。
鷲見は今回、演じていてこれまでにない感覚に包まれたという体験を次のように告白した。
「涙する演技があったのですが、リハーサルの段階で感情が高まりすぎてしまい、涙が止まらなくなってしまったんです。私にとって、そんな経験は今までなかったので、ものすごく大きな経験になりました」
◆錦鯉、刑事ドラマ初挑戦!
また、刑事ドラマ初出演となる錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆が演じるのは、容疑者と刑事。奥野が熱血刑事だったころの回想シーンに登場する。
犯人役を演じた長谷川は、「初めて取り調べ室に入って興奮して、取り調べ室の机を何度もベタベタ触っていました。セリフは多くはないのですが、気持ちを作るのが大変でした」、刑事役の渡辺は「周りから刑事っぽいと言われ続けてきたので、なんの役作りもせずに挑むことができました。まさのりさんの犯人役も板についていました。あの人は根っからの犯人です」と、2人で真逆の役作り秘話を告白。
『M-1グランプリ2021』優勝シーンさながら、長谷川の涙に塙がもらい泣きする流れもあり、「普段ふざけたことしか言わない塙さんが真剣に演技していて、変な感じでした(笑)。感動的なので、ハンカチの用意を忘れずに」(長谷川)、「よく一緒に営業に行っている塙さんとドラマで共演できたのはとても感慨深いです。おじさん3人のシリアスな演技の中に、『M-1グランプリ』に関するキーワードが散りばめられています。探してみてください」(渡辺)と、塙とのドラマ共演を大いに楽しんだ様子だった。
また第4話には、塙の相方・土屋伸之演じるサイバー事件対策室・谷保健作も6度目の登場を果たす。
もはや準レギュラーといっても過言ではない谷保は今回、新たに何を検索するのか? 奥野と谷保、同期2人の友情もクローズアップされていく。
塙が、「撮影現場では感動の神回と言われていました。出演者だけみると第4話はおふざけ要素も多いですが、とてもいい話になっています」と猛アピールする第4話。必見だ!