| 先行展示されるメルセデス・ベンツEQBは欧州仕様 |
メルセデス・ベンツEQBはなかなかに高級感のあるエクステリアを持っていた
さて、正式発表前のメルセデス・ベンツEQBを見にグランフロント大阪へ。
メルセデス・ベンツは当初エレクトリックブランド「EQ」を立ち上げるに際してEQBを発売する予定がなく、しかし急にその計画が持ち上がったのは「(EV専用設計として発売を計画していた)EQAを、EV専用設計ではなく、ガソリン版のGLAをEVへと改装して発売する」という方針へと変更した際、「じゃあどうせならGLBをEV化したEQBも発売しよう」という経緯だったんじゃないかと推測。
この背景には様々な事情があるかと思いますが、一番の理由は「EQAをEV専用設計として発売した場合、コストが高くなりすぎて販売価格が高くなってしまって売れないことが想定される」「それでもEQAの開発コストを吸収できない」ということが背景にあったためだと思われ、よって「最も安価にコンパクトクラスのEVを開発する方法」としてガソリンモデルをEVに転用するという手法を採用したのだと思われます。
BMWもコンパクトクラスのEVの対応には苦慮
これはBMWにも同じことが言えるようで、BMWは当初「i」シリーズをEV専用設計にするという計画を持っていたものの、そのコストの高さからこれを撤回し、「i4」「i7」「iX3」といったラインナップはガソリン車と共通のプラットフォームを採用し、これによってコストを引き下げているようですね。
つまりは「想定していたよりもEV製造のコストが高い」ということになりますが、その方針転換のおかげでこうやって多様なEVを発売でき、ぼくらにとってはそれだけ選択肢が増えたということになるので「結果オーライ」なのかもしれません。
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メルセデス・ベンツEQBはこんな仕様を持っている
今回先行展示されているEQBは欧州仕様なので、実際に日本に導入される車両とは相違があると思われますが、欧州にて導入されるのは225PSを発生するEQB300、そして288PS版の「EQB350」の二種類。
ともにツインモーターを搭載し4輪を駆動し、一回の満充電あたり航続可能距離はWLTPサイクルで419kmに達する、とアナウンスされています。
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フロントはもちろん「EQ顔」を採用し、全閉となったグリル、そしてヘッドライトとが連結したデザイン。
よって(スクエアなグリルやヘッドライトを持つ)GLBとは大きく異る表情を醸し出しています。
ヘッドライトのインナーはグリルとの連続性を持たせるためかブラックを採用。
アンダーグリルも閉じており、洗練されたデザインを持つという印象を受けます。
ホイールはマルチスポークデザインで、ダイヤモンドカットによって高級感が演出されているものの、空力効果を高める「ディッシュ」を採用していないのはちょっと意外。
サイドにはEQバッジ。
フロントに比較すると、サイドビューや・・・。
ルーフ、リアハッチ付近はGLBと大きく変わらないようですね。
ただしテールランプはGLBとは異なり・・・。
EQ特有の連結仕様。
リアアンダーにはもちろんテールパイプはなくディフューザーっぽい造形が用いられています。
全体的に見ても「EQ」っぽさ全開の丸っこい、そしてフラッシュサーフェス化が徹底されたデザインを持っていて、「GLAに対するEQA」よりも、「ベースモデルのGLBからの」変化度合いが大きいように思います(GLABというよりは、やはりEQAやEQCに近く見え、その観点からするとこのデザインは”成功”なのだと思われる)。
他の画像はFacebookページのアルバム「メルセデス・ベンツEQB」に保存しています。
新型メルセデス・ベンツEQBを見てきた際の動画はこちら
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