「打者で活躍した今季のある試合後、大谷の取材対応はありませんでした。投手として登板した後は、昨季同様に負けても対応しているのですが……」
長年、メジャーを取材するスポーツジャーナリストは困惑気味に語る。
「打者で試合に出場した際のノーコメントは今に始まったことではありません。昨季はホームランを放っても記者と話さないことが珍しくなく、記者も原稿に苦しんでいます。本人は投手としての登板時にコメントすることで、他の選手並みの務めは果たしていると思っているのかもしれませんけれど」
さらに、こんな異例の取材対応も――。
「事前に記者から質問された内容に文書で回答したり、通訳が大谷の談話を英訳して、その音源がメディアに配られたこともあったと聞きます。質問数を三つほどに限定することもあったようです。近づきがたいオーラを放っていたイチローでさえ、代表取材とはいえ、取材にはじかに応じていた。私の知る限り、文書で取材対応していたのは、現役時代の落合博満ぐらいではないでしょうか。もちろん、大谷自身は記者にきつく当たるわけでもないし、メディアと対立するつもりもない。むしろ、試合後の体のケアに専念したいのだと思いますが……」(同)
サインは子どもを優先し、フィールドに落ちたゴミを拾い、相手選手へのリスペクトを欠かさない――。ファンを虜にしてきた紳士的な振る舞いと比べると、取材に対する姿勢は少々、様子が異なるようだ。
大谷中心のチーム・マネジメント
こうした大谷の対応については、エンゼルス球団も黙認している。ヤンキースなどの名門球団では地元メディアが強いこともあり、選手のメディア対応は半ば義務に近い。しかし、エンゼルスは比較的緩い印象だ。
「だからこそ、大谷はエンゼルスを選んだ面もある。メジャーでもほとんど前例のない“二刀流”には批判がつきまといます。常に結果を求められ、十分な成績を残せなければ批判の集中砲火を浴びる可能性もある。実際、大谷は1年目のオフに右肘を手術し、3年目の投手としての成績は復活には程遠い数字でした。仮にヤンキースに入団していたら、メジャー4年目となる昨季までブレイクを待ってもらえたかどうか。大谷の選択は賢明だったということでしょう」(同)
昨季の“リアル二刀流”解禁は、ジョー・マドン監督が大谷の意思を尊重する形で実現した。今季は大谷の打順の後に、3度のMVP受賞歴を誇る強打者、マイク・トラウトを置いて後方支援させるなど、大谷を中心としたチーム・マネジメントは明らかだ。
昨季終了後には、2023年オフのフリーエージェント権取得前にエンゼルスと契約延長するのではないか、とも取り沙汰された。ある大リーグの代理人は、「大谷本人は居心地がいい今の環境で長くプレーしたいと思っているはず。球団も戦力としてはもちろん、大谷の人気を手放せないのでVIP待遇を続けている。相思相愛の関係なので、水面下での交渉が進んでいてもおかしくない」と分析する。
新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/bee59563801937834755aa0b713b6321042cffaf
引用元: ・【MLB】大谷翔平、記者の質問に異例の文書回答 ヤンキースなら許されないVIP待遇に拍車 [ARANCIO-NERO★]
気楽に頑張れよ
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