| このC10はおそらくパガーニのガソリン世代最後のモデルとなり、将来的には非常に高い相場を形成することになりそうだ |
そしてガソリン世代最後にふさわしく、軽量性を追求、そしてマニュアル・トランスミッションを装備
さて、パガーニはウアイラの後継モデルとなるハイパーカー「C10」の発表を控えていますが、リークやプロトタイプの目撃例があるにもかかわらず現時点では発表時期についてはなんらアナウンスがなされていない状態です。
ただ、今回パガーニがそのニューモデルを9月12日に発表するのではというウワサが流れており、イタリア・ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館にて発表という具体的な話も報じられています(これとは別に、6月発表説もある)。
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パガーニ「C10」はどんなクルマに?
現時点ではこのパガーニC10(すでに名称も決定しているが、正式発表までその名は公開されないという)についてわかっていることは多くなく、しかし大枠では「ハンドリングとサーキット走行に特化した」クルマになると言われます。
エンジンはウアイラ同様にメルセデスAMGから供給を受けるV12ツインターボ(少しだけパワーアップするらしい)、しかし最大のトピックは「マニュアル・トランスミッションが用意されること(デュアルクラッチも選択可能)。
なお、パガーニ創業者、オラチオ・パガーニ氏は近年の「1000馬力を超え、2000馬力にも達しようという」ハイパーカーの傾向についても苦言を呈しており、「顧客にドライビングの楽しさ、興奮を伝えるのに1000馬力は必要ではない」とコメントしたことも。
実際のところこのパガーニC10は900馬力以内に収められるといいますが、エキサイティングな乗り味を実現するためにはパワーアップよりも軽量化を選択したといい、その重量についてはまだ情報が公開されていないものの、「相当に」軽くなるのかもしれません(ウアイラRなどのハードコアモデルで採用された技術のフィードバックがあるのかも)。
パガーニC10はすべて「完売」しているらしい
そして今回報じられたのは、パガーニが生産を予定している280〜300台のC10につき、すべて買い手がついている、ということ。
このC10にはクーペとロードスター、そしてウアイラで設定された「BC」のようなハードコアモデルも登場するといいますが、これらが1台残らず売れているとされ、つまりC10は発表を前にして「もう手に入れることができない」と決まったクルマとなっています。
これだけ早い時期に完売してしまった理由はいくつか考えられ、まずパガーニの知名度や評価が向上しており、すでにリリースしたモデルの価値も著しく上昇していること。
そしてもう一つは、このC10が「非常にアナログ」であり、おそらくはパガーニ最後のガソリンエンジン搭載車であること。
パガーニはこのC10のモデルライフ後期にピュアエレクトリック版を発売することを明かしていますが、おそらくはPHEVを経ずにいきなりピュアエレクトリックへと移行するものと思われ、よって今回発表するC10はまず「ガソリン世代最後のパガーニ」と考えて良さそうです。
そしてもちろん、ガソリン世代最後となるとその価値は今後天井知らずに上る可能性があり、将来的な資産形成を狙って多くの人がC10のオーナーとなるべく名のりをあげたのかもしれません。
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