これまでの連載では、慢性疾患は、慢性炎症が原因であるということを話してきました。慢性炎症の原因には、ミトコンドリアから発生する活性酸素や、環境中の環境毒素(ゼノバイオティクス)、腸内環境が乱れた状態(腸管ディスバイオーシス)などがあります。そして、もう一つ、今まで触れてこなかった重要な原因があります。それが、高血糖なのです。しかし、高血糖については、情報が一部で混乱し正しく伝えられていないことがあります。今回は、高血糖の何がリスクで、何がリスクでないのかについて説明します。※本連載は、小西統合医療内科院長・小西康弘医師による書き下ろしです。