師と友 9翌朝、まだ暗いうちに起きた諸葛亮(しょかつりょう)は、弟の均(きん)を起こして廏舎(きゅうしゃ)へ往き、馬を曳(ひ)きだしながら、「教場までいっしょに往ってくれ。乗っていった馬はそなたにあずける。帰りは歩くので、迎えにこなくてよい」と、いい、炬火(きょか)を掲(かか)げて…
師と友 9翌朝、まだ暗いうちに起きた諸葛亮(しょかつりょう)は、弟の均(きん)を起こして廏舎(きゅうしゃ)へ往き、馬を曳(ひ)きだしながら、「教場までいっしょに往ってくれ。乗っていった馬はそなたにあずける。帰りは歩くので、迎えにこなくてよい」と、いい、炬火(きょか)を掲(かか)げて…