「自己啓発としての『ドラゴンボール』」「スライム倒して300年経たないと幸せにならない氷河期世代」。 宗教学者である内藤理恵子さんの新刊『新しい教養としてのポップカルチャー』の目次には、目を引くような文言が並ぶ。本書は、マンガ、アニメ、ゲームという“ポップカルチャー”を、教養のスタンダードとして位置付ける試みだ。 内藤さん自身、ポップカルチャーの“沼”にハマっているという。 「小学生までは…