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IntelのGPUのボスであるRaja Koduriが、最近のツイートとThe RegisterのDylanが独占的にリークしたところによると、副社長に昇進したとのことです。

Raja 氏は Intel のディスクリート GPU サイドへのビジネスの多様化に尽力しており、今年 ARC GPU を発売するため、昇進はずっと先延ばしになっていたのです。

Intel は Raja Koduri 氏を副社長に昇格させ、NVIDIA や AMD と GPU 市場の一角を争う準備を進めている。

Intelは2017年にAMDからRajaを引き抜き(私がリークした独占記事)、それ以来、彼は静かにIntelのGPUの野心に取り組んできた。

ARCディスクリートGPUの発売を数週間後に控え、Rajaにさらに執行権限を与えることで、(公平に見て、Rajaは最初から指示を出していたが)IntelがGPU市場をナビゲートする際に、それだけ機敏に動けるようになるだろう。

Raja氏は以前、Radeon Technologies Group(GPUを扱うAMDの事業部門)のトップだったことを考えると、これは非常にふさわしい肩書きで、ARCという形の概念実証が始まれば、IntelがディスクリートGPUにさらに資金を投じるようになる可能性が高いです。

Intelは、おそらく世界で唯一、AMD/NVIDIAに戦いを挑み、彼らのゲームに打ち勝つための、重要なGPU IPに関する

1)資金力と

2)クロスライセンス契約

を持っている企業でしょう。

Intelの主力GPU製品であるPonte Vecchioも今年リリースされる予定ですが、業界の逼迫とTSMCでの割り当て不足が続いているため、延期される可能性があります。

Rajaがインテルの改革に貢献したのは、技術だけでなく、文化も同様だ。

「また、インテルにとって重要な成長エンジンであるアクセラレーション・コンピューティング・ビジネスの重要性を浮き彫りにしている」とゲルシンガー氏は書いています。

いずれにせよ、ゲルシンガーCEOはラジャのパフォーマンスに非常に満足しているようで、今後数年間はグラフィックスグループから素晴らしいものが生まれると期待されます。

あと数年で、XeSSや将来のARC GPU(Battlemage/Celestial など)のような進歩がもたらす潜在的な影響を考えると、ディスクリートGPUの二大独占時代が終わり、ますますその可能性が高まっていると言えるのではないでしょうか。

ソース:wccftech – GPU Boss Raja Koduri Makes Executive Vice President At Intel

 

 

 

解説:

AMDから引き抜かれたRajaさんがIntelの上級副社長に就任

今後IntelはGPUで今までに進化してきたCPUと同じ速度で演算能力を進化させるとしていますので、今後は明らかにCPUではなく、GPUの方に力を入れていくものと思います。

そのキーになる事業を統括するRaja氏の地位が上がっていくのは当然と言うことなのでしょう。

今後ARCが順調に売り上げを拡大していけば、Raja氏の発言力も大きくなっていくのでしょうね。

Raja氏としては栄達に至る道が用意されているならば、古巣を捨ててその階段を上がっていくことは当然と言う感覚なのでしょう。

こうした場合、やられた側の企業の胸の内が語られることはほとんどありませんが、私が何度も繰り返しているようにジョブズ氏の自伝で語られているようにやはり悔しい思いをしているのでしょうね。

海外の企業はもっとビジネスライクな人が多いのかもしれませんが、中核にいるメンバーはそうそう変わらないでしょうから、歯噛みしているような人もいるのかもしれません。

現時点でこのような形になるのはARC AlchemistのモバイルやディスクリートGPUはIntel的には無事ロンチしたというところまで行ったのでしょう。

外から見ているとわかりませんが、モバイルは特にOEMですから、それなりの受注があったのかもしれません。

ディスクリートはこれからですから、今からと言う厳しい時期にこれからどのくらいの売り上げを上げられるかは注目です。

 

 

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