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アストンマーティンがピュアエレクトリックスポーツを発売したらこうなる?未来のスポーツカーをイメージした「ヴァイダー・コンセプト」

| 今のところ、将来のアストンマーティンのデザイン的方向性がどうなるのかはわからないが |

その頃には現在のラインアップとは大きく異る車種構成を持つことになっているのかも

さて、デザイナーであるカルロス・ブリトー氏がアストンマーティン・ヴァイダー・コンセプト(Vidar Concept)を公開。

これはアストンマーティン公式ではなく、あくまでも個人によるレンダリング作品となっていますが、もっとも伝統的、かつリスペクトされるスポーツカーメーカーのひとつであるアストンマーティンに敬意を評し、DP215やDB4 GTザガートといった過去のクルマにインスパイアされて製作されたものだと紹介されています。

ちなみにアストンマーティンの多くは「V」で始まる車名を持ちますが、このヴァイダー・コンセプトもその例に漏れない、ということになりますね(ヴァルキリー、ヴァンキッシュ、ヴァンテージ、ヴァルカン、ヴァルハラ等)

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アストンマーティン・ヴァイダー・コンセプトはこうやってデザインされた

そこでこのアストンマーティン・ヴァイダー・コンセプトがどんなクルマなのかを見てみたいと思いますが、カルロス・ブリトー氏はこれまでのアストンマーティンが持つ、モータースポーツでのヘリテージやアイコニックなディティールを取り入れてデザインの作成を開始。

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そして様々な案が出てくることになり、見たところ(ヴァンテージくらいの)比較的コンパクトなスポーツカーをイメージしているようですね。

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アストンマーティン・ヴァイダー・コンセプトはこんなクルマ

そしてこちらが完成した「アストンマーティン・ヴァイダー・コンセプト」最終版。

アストンマーティンらしいフロントグリルを備えるものの、「ピュアエレクトリック」が前提なので全閉となっています。

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フロントフェンダーそしてリアフェンダーには明確なプレスラインが入っているようですね。

なお、コクピットはアストンマーティンには珍しいバブル型を持ち、ドアミラーの代わりに備わるのは後方確認用の小さなカメラ。

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サイドから見ると相当に前後オーバーハングが小さいことがわかりますが、ピュアエレクトリック時代に移ってゆくと、アストンマーティンは伝統的なロングノーズを維持するのか、それともヴァルキリーやヴァルハラ、新型ヴァンキッシュのように「ミドシップっぽい」スタイルへと移行するのかはちょっと興味のあるところ(もしくはその両方なのかもしれない)。

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ウイングエンブレムはブラックにグレー。

ちなみにこのエンブレムは「羽を広げたスカラベ(甲虫)」を表しており、その素材や、内側に使用されるカラーなどはモデルや仕様によってけっこう幅(バリエーション)があります。

多くの自動車メーカーでは、そのエンブレムのカラーを変えることを基本的に行わないので、ここはアストンマーティン特有ということになりそうですね。

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ホイールはセンターロック。

内側には大きなブレーキキャリパーが覗きます。

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リアはかなりなめらかなデザインを持ち、しかしテールランプ(3D形状を採用)やトランクリッドの形状が「いかにもアストンマーティン的」。

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ピュアエレクトリックという想定なのでリアにはトランスミッションやデフが見えず、そのために大きく「巻き上げた」ディフューザーを持っており、大量のエアを吸い出すことで強力なダウンフォースを発生することになりそうですね。

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参照:Carlos Brito

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