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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組ポツンと一軒家

4月17日(日)は、ゲストに榊原郁恵と藤岡真威人を迎えて放送される。

「山での暮らしにあこがれていました」と語る榊原。しかし、「年齢をとってくると“近くに病院はあるかしら?”とか何かあったときのことを先に考えるようになりました」と今では心配ばかりしてしまうと明かす。

一方で、藤岡弘、を父にもつ藤岡は、「子どもの頃から自然の中に連れて行ってくれることが多くて、火起こしやサバイバル術をよく教えてくれました」と振り返る。

◆佐賀県、半年以上も土砂災害の傷跡が残る山の奥へ

番組初登場となる佐賀県で、ポツンと開けた土地を発見。

佐賀県東部にある山の中、広大な棚田のような敷地に三角屋根の建物が確認できる。

榊原が「建物は養鶏場かな。その堆肥を使って畑をしているのでは」と話すと、林修は佐賀の名産“さがほのか”を作るいちご農家ではないかと予想。

所ジョージは「長い建物の中でパートの女性たちが袋詰めなどの出荷作業を行っているのでは」と想像を膨らませる。

佐賀の山あいを抜ける高速道路を横目に細い一般道路を行く捜索隊は、目指す建物のある山の方向へ。しばらく進むと一面にたんぼが広がる最寄りの集落が見えてきた。

家の庭先で洗濯物を干している男性を見つけると、さっそく衛星写真を確認してもらうことに。

すると、目指す建物のある場所は、2021年8月に発生した記録的豪雨による土砂崩れの影響が今も残っているという。

「近くまで送りますよ」と案内役を買って出てくれた親切な男性に車で先導してもらい建物を目指す捜索隊。その道中はいまだ復旧工事中で、土砂崩れによる甚大な被害がそのまま残されている場所もいたるところに確認できる。

そんな補修作業中の道を抜けると、小さな集落が。案内役の男性とともに山の麓にある家を訪ねると「(ポツンと一軒家へと通じる)山道が土砂崩れの影響で陥没しているから、車では登れないですよ」とのこと。

ここから目指す建物までは山道を1キロほど。捜索隊は登山で一軒家を目指すことに。

半年以上も前に起きた土砂崩れによる被害が今もいたるところに残り、その甚大さを物語ることとなった今回の捜索。その果てに出会ったのは、陥没した山道の補修作業を家族で行っている姿だった。

そして捜索隊は、山深い一軒家でたくましく育まれた家族の絆の物語とも出会う。

榊原が「さびれて一人寂しいポツンを想像していたら明るくて元気な内容でしたね」と語ると、藤岡も「全部ひとりでやってしまうところが父と似ている」と、登場した主に感銘を受ける。