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木村拓哉主演の青春スポーツドラマ『未来への10カウント』(脚本/福田靖)。初回放送を2日後に控えた4月12日(火)、本作の記者会見が都内スタジオで開催された。

ドラマの舞台となる松葉台高校ボクシング部の部室セット内に設けられたリングの上に、主人公・桐沢を演じる木村、ヒロイン・折原葵役の満島ひかり、桐沢の親友・甲斐誠一郎役の安田顕、ボクシング部の部長・伊庭海斗役の髙橋海人(King & Prince)、唯一の女子部員・水野あかり役の山田杏奈が集合した。

登場時には、木村が自らロープフォロー役を買って出て共演者たちのリングインをサポート。固い絆で結ばれた一同がドラマの見どころや撮影秘話を熱く語った。

◆キャスト陣が“最高の現場”について証言

劇中では“失意の男”を演じている木村だが、会見では一転、力強い光を両眼にたたえながら「スタッフ・キャストが同じ方向を向いて、時に真剣に、時に和やかに、撮影を進めさせていただいてます」と話し、日々の手応えをにじませる。

お互いの信頼も厚く、満島が「“ファイト”なイメージが強いと思っていたんですけど、実際にお話すると意外と癒やし系」と12年ぶりの共演となる木村から感じる安心感について告白。

すると木村も、「満島さんはとにかくまっすぐな方。まっすぐな方がまっすぐな役をやってくださるので、適材適所というかすごく作業しやすい。それに、満島さんは基本あったかいです。表現もそうですが、他のキャラクターへの向き合い方も…」と絶賛。

この言葉に満島は「うれしいです」と頬を緩ませ、「葵としてできるだけ弾めるように、木村さんにやっちゃいけないこととかをいっぱいやりたいなと思っています(笑)」と撮影中の密かな企みも明かした。

さらに、他のキャストからも座長・木村に対するリスペクトの言葉が続々!

安田が「木村さんは全体を俯瞰で見れる力がものすごい」と一目置けば、髙橋も「木村さんって僕たちからすると、ドラゴンとかツチノコのような幻獣みたいに“本当に存在するのかな?”と思うくらい、憧れの存在。でも、いざ現場でお会いして、現場での立ち振る舞いや役に臨まれる姿勢を見ていくと、憧れから“なりたい存在”に変わっていった」と前のめりでコメント。

また、山田からも「木村さんがパンチの練習に付き合ってくださる」との証言が飛び出し、木村を中心に“最高の現場”が作られていることがうかがえた。

◆木村拓哉が髙橋海人のミット打ち&腹パンチを受ける!

木村がボクシングに初挑戦することでも注目を集めている『未来への10カウント』。

会見では、「撮影前のボクシング練習期間がとても短いなか、木村さんが毎回どんどん上達されるので、正直びっくりしました」というボクシング指導スタッフからの証言も紹介。

「一体いつ練習しているんですか?」というスタッフからの問いに、木村が「実際は練習をそんなにできていないんです」と実際の腕前からは信じられないような告白をし、キャスト陣や取材陣を驚かせる一幕も。

一方、同じくボクシング初挑戦で「ボクシングの魅力にどっぷりハマっている」という髙橋は、現場から誕生日プレゼントとして贈られたグローブを身につけ、ボクシング指導スタッフを相手に華麗なパンチを披露。

さらに、司会の島本真衣アナからのリクエストを受け、超豪華“木村と髙橋のミット打ち”も行われることに!

しかも、木村が練習後に必ず全員が実施するメニュー“腹パンチ”も髙橋から受けるという、会場が沸きに沸くサプライズパフォーマンスも展開された。

一戦交えた直後、「フルパワーでいかせていただいたんですけど、木村さんが全然痛がってくれなくて…。半年ボクシングに臨んでいた僕のプライドが傷つきます(笑)」とへこむ髙橋だが、そのパンチはボクシング指導者も「リアルに人を倒せるパンチ」と太鼓判を押すレベル。

涼しい顔で腹パンチを受け止めていた木村も「さっき食べたお弁当がちょっと上がってきました(笑)」と髙橋のボクシングセンスを讃えた。